COLUMN

材コラム

良くある相談。検索結果の順位を上げたい

検索結果で順位を上げるには

検索したときに、「自分のWEBサイトの順位を上げたい」という相談を良く受けます。

特に地域をターゲットとしている不動産会社や工務店、歯科医や美容室は売上に直結するので、気持ちはよく分かります。
”キーワードタグやディスクリプションタグが”のようなあまり効果のない対策を指示してくる方もいますが、ほとんどは「情報がありすぎて何をしたら良いのかわからない」という方が多いです。

どうすれば順位を上げられるでしょうか。

結論

私が大事にしているのは、「自分を活かして、世の中の役に立つ情報を発信する」という考え方です。
言葉を変えると、「人々が欲しがっている情報と、あなただけが提供出来る情報の共通部分を発信する。」ということです。

「キーワードタグが」「被リンクが」「サイトの信頼性が」というように検索エンジン対策の流行りの手法を追いかけていると、本来の事業ではない仕事に振り回される事になり、以前の対策が無駄になる事も多いですが、本質的な対策を続けると成果もどんどん上がるようになり、今の作業が将来も無駄になりません。

検索順位を決める要素は、大きく下記の3つが関連しています。

1、あなたのサイト内の要素

2、あなたのサイト外の要素

3、ユーザーの動向(アクセス情報)

1と2は他のSEOサイトや本などで情報が提供されていると思うため、なかなか扱われていない3の領域について記します。

良く見る勘違い

よく、「ハンドメイド」で調べると私のブログが一位に表示されている!すごい!全国規模の私!!
などと喜んでいる方を見ますが、それはほぼ、ぬか喜びです。

ハンドメイドで検索し、毎日のように自分のサイトを見ているユーザー(勘違いしてしまった人)に対して、検索エンジンが「この人は、ハンドメイドと検索した時に必ずこのサイトをクリックしている。じゃあ順位あげて便利にしてあげよう」と自動で判断し上位表示しているのです。

しかし、それはあくまでも個人の環境にのみ適用されるわけで、他のPCやアカウントで検索すると結果が違ってきます。つまり、「自分ルールの検索結果」「全体ルールの検索結果」の複合形で結果が決定される、という事です。

検索エンジンは、HTMLに記載された文章などサイトの中身以外にも、ユーザの動向を重要視しているのです。
「全体ルールの検索結果」にも、多くのユーザーが検索した時に「どのサイトをクリックし、何分滞在し、何ページ見て、どこのページで帰ったか」という膨大なデータを活用しているはずです。

開発者の当然の考え

あなたは、検索エンジンの開発者だとします。そして、世界中の情報を、最も簡単にユーザーに届ける事を使命としているとします。

そのためには、自分の組織が収集している膨大なユーザの動向データを使わないはずはありません。

WEBサイトの内容、画像の説明、画像解析技術を使った画像情報のテキスト、アクセス解析ツールを提供している事で入手できる膨大なアクセス解析データ、検索した時のユーザの環境や動向等など、ユーザーにツールを無償提供して喜ばれながら、データも入手し、他社には真似できない差別化を図り、広告収入も得る。

一石二鳥どころではなく、有機的に成果を上げる仕組みを作っているのです。

集める事が出来るデータの量と種類の増加により、

「サイトの中身が大事。検索とマッチしているか?」

だったものが


「より多くのサイトからリンクされているサイトは、良いサイトだろう」

になり、

「より質の良いサイトからリンクされているサイトは、同じく質の高いサイトだろう」

になり、

「よりユーザーに支持されているサイトは、良いサイトだろう」

と、進化してきたという事です。

つまり、ユーザー(何かの情報や商品を欲して検索した人)が、あなたのサイトを訪れ、求めていた情報や商品を手に入れる事が出来るか?という事が重要なのです。

その事を実現していれば、検索エンジンのルールが追加されようが変わろうが、いちいち業者にお願いして順位あげたり、本来の仕事以外の仕事に時間を無駄にしたりという事をしなくて済みます。

誰でも提供出来る情報だと競合が多いため、質か量か独自性を持って

「自分を活かして、世の中の役に立つ情報を発信する」という事が本質だと思います。

材株式会社 淨法寺